建設現場向け遠隔支援ツール「SynQ Remote(シンクリモート)」を提供する株式会社クアンド(福岡県北九州市)は、2025年12月10日~12日に東京ビッグサイトで開催される第10回「JAPAN BUILD TOKYO 建設DX展」に出展し、AI議事録機能などを活用した次世代の技術継承ソリューションを紹介します。会期中は南展示場4階ブース番号47-26でデモを行います。

建設業界では、熟練技能者の大量離職が迫る一方、少子高齢化により若手不足が深刻化しており、生産性・品質・安全性を支える技術継承の遅れが課題です。現場では、事務所と現場の往復や複数現場の巡回による移動ロス、報告書作成・写真整理といった事務負担、OJT(現場教育)が個人任せになりやすい構造が、業務効率化のボトルネックとされています。

SynQ Remoteは、現場映像を共有しながら行う指示や会話を録画し、自動保存するビデオ通話ツールで、話した内容を自動的に文字化するAI議事録機能を備えます。これにより、ベテランが「どこを見て何を判断したか」といった暗黙知を、映像と音声、テキストとして残せる点が特徴です。遠隔巡視の法整備が進む中、遠隔立ち会いの証跡やOJT記録としての活用も想定されています。

今後は、建設現場で蓄積されたデータを分析し、判断基準の可視化やマニュアル高度化に発展する可能性があります。一方で、デジタルツールの定着には、現場の通信環境整備や操作教育などの課題も残っており、導入企業の実証結果が注目されます。

【イベント情報】

第10回 JAPAN BUILD TOKYO「建設DX展」

会場 東京ビッグサイト南展示場4階 47-26

日程 2025年12月10日~12日 10:00~17:00

展示会公式サイト https://www.japan-build.jp/tokyo/ja-jp.html

SynQ Remote製品紹介 https://www.synq-platform.com/

source: PR TIMES

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